会員ページ/2009-11-03

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  • アルペジオ

今日は文化の日でした。

どのような休日をお過ごしになったでしょうか?

一昨日音階について書きました。

今日はアルペジオについて触れてみたいと思います。

アルペジオは、進度ではバイエル下巻程度の後半から終わりにさしかかる頃、少しずつ取り入れたい練習です。

音階では、ハ長調、ト長調などの調性を体で理解することが出来ます。
アルペジオ練習は、主要な和音*を「ばらばら」にしてピアノの左から右まで移動しながらダイナミックに弾くものです。
(*ふたつ以上の音を同時に弾きます)

このダイナミックさ、というのがピアノ曲の厚みを出す隠された要素なのです。
わかりやすいところで例を挙げると・・「乙女の祈り」はアルペジオ部分がポイントですね^^(応用音型にはなります)

ショパンの美しい伴奏や、モーツァルトの後期の作品からの伴奏はアルペジオの要素を変形させているものが多いです。



ハ長調のアルペジオの指使いは色々な調でも同じなので、まず何ヶ月かハ長調だけじっくり弾くのも効果的ですよ

先人が考えた指使いはやはり理にかなっていて、長く弾き続けるには一番応用もできるものなので、ぜひ教本に書かれている通りの指使いでまず弾いてみてください。

レッスンで一通り弾かれてしまった方も、お家で少しずつ取り入れて頂く事をお勧めします。
(体の使い方などでも弾き方が断然楽になったりしますので、再度ご希望の方はレッスンでお持ち下さい)