音楽会 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

先週、中学生の生徒さんが「文化祭内での音楽会で合唱伴奏をしました。優秀賞(学年で一クラスに選ばれて)頂きました」…との内容で、メールを頂きました。

ビデオを添付して下さいましたが、見てびっくり。

「伴奏??私は一言も聞いてないー」だったのですが。

重厚な前奏から始まり、途中リズムの刻みも上手に歌を引っ張って、それはよく考えられ、まとまった演奏でした。

ここまで自分一人の力で仕上げられるのだと、感動してしまいました。

そして、その伴奏の一週間後の今週末は、コンクール本選に出場します。

部活も、勉強も、様々な活動も並行しての、難しい課題曲への挑戦です。

…………
中学生の時期。
小学生で作った、まだ柔軟な素地の上に。
自我と自立と、意志力を伴って成長していきます。
大人では考えられない程の力を発揮する年代です。

自分も振り返って考えてみると、中学時代の3年は、その後の生き方を形作る大切な一部が凝縮していました。

今日テストの学校も、幾つかあるそうです。

「全力で自分の弱さから逃げずに取り組めば、ほぼ全て身になって返ってくる時期」というのも、長い人生の中でも、多くはないかもしれません(^^)
その、一つ一つの機会を大切に、と。事ある毎にお話します。

上記生徒さん出場のものとは違うコンクールも、今週末です。
教室からも数名、挑戦します。

「この時」の、辛さを本気で乗り越えること。
もしかすると、将来自分で自分の力を測る時の試金石になるかもしれません。