会員ページ/2009-11-01

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  • 音階

バイエル教本の中程度位から、音階が出てきます。
その他の教本や曲を弾かれている方も、一通りはお勉強して頂くようにしています。

効用としては色々と挙げられるかと思うのですが・・

学校の勉強に例えると掛け算の九九に近いのかな・・と私は感じています。
九九を暗記することは、割り算や方程式に後々つながっていきますね

それと同様に、曲の中に隠されている音型も元をたどると「音階」であることが多いのです。

日本の古来からの音楽と西洋音楽との違いのひとつは、教会旋法という昔の音階から発展した(形を変えた)現在の音階に基づく調性*です。
(* 調性= ハ長調、ト長調・・などですね^^)

その、調性の感覚を養うのにも音階は有効です。


しかしながら音階練習を絶対的な位置づけにするのではなく、お好きな曲を楽しんで弾くための技術的な手段として・・また理解するための手立てとして考えて頂きたいな、と思います。

機械的に練習すると嫌になってきますが^^; 調性には「色」が各々ありますので、(ハ長調とト長調では個性が違います)
時々そういったことも感じながら弾いていただけると、と思います。 

こちらも疑問点などございましたら、お気軽にお尋ねください。