「学び方」に、自分自身の基準を置き始めてから、生徒さんも少しずつ変化しているように、思います。
特に、芸術は、学び方が難しいかもしれません。
正解があるようでいて、長期間多大な努力をしても。。
前提自体を最後に逆転させられてしまうこともある科目です。
なので、私の意見をそのまま教えても、数十年ピアノを生徒さんが学び続けたら、沢山の違う意見に遭遇するだろうと。
その時に生徒さん自身が、自分の頭でどう判断して、自分の意見として選択していくかの力を付けてあげることがレッスン。。と考えるようになりました。
「これは絶対、化学の法則と同じ」と思う事柄の他は、「どうやったら自分で探求できるか」にフォーカスしています。
「それ、凄くない??」と、私が考えつかないような学び方をして来てくれる生徒さんもいらっしゃいます(^^)
大人の生徒さんは、私の意見を一つのアイデアとして、自分で学び始めます。
理解の仕方は人それぞれ。
自分で事例を沢山書く方も、文献から調べて一曲を徹底的に理解する方も、多くの曲から学ぶ方も。
子供さんは、学校の勉強と同じく親御さんの力が大きいですが(^^)
最終的には自分の意見をしっかり持てて、きちんと言葉で述べることが出来る生徒さんになってほしいな、と。
哲学的にも、どう解釈するか。その現れが演奏、と、最近は改めて思いました。