初めて、今回発表会に出られる大人の生徒さん。
以前発表会のお誘いをしたことはありましたが、、「そこまでは、いいです。楽しく一人で弾ければ」
と、お断りされたことも。
日常が非常にお忙しいし、仕事だけで精神力は使い果たしてしまうし、、ピアノに対してモチベーションは中々上がらないし…
と、悩んでいらっしゃいました。
それが、今回の「ホールでの発表」という大きな目標を持ったことで、私がアドヴァイスを与える以上の成長と学びに辿り着いたのです。
(決して大袈裟ではなく)
学びのプロセスは、「実践を伴いながら、自分で自分を振り返りつつ、向上させていくこと」
と、
私は考えているのですが。
その一例をレッスンでやってみたら、お家で別の方法を自分で考えて、数週間「幾つかの発展的練習」をされてきたのでした。
曲想も私が伝えた以上のことを、ご自分で細部まで考え、仕上がりが良くなっていたのでした。
驚いて声が出なかった私です。
そして、 「ああ、この仕事をしていて良かった」、と思えた瞬間^ ^
私が一方的に教え込む、のではなく、
生徒さんが「自分の力で成長するコツ」を、ピアノを通じて身につけて頂ければ嬉しいなと。常に考えています。
コンクールも、発表会も、「自分で自分を超える為の手段」と思っているので。
ひとつ成果が出たことで、幸せな気持ちです(^^)