2014-07-01 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

  • 週末

一昨日、諏訪で行われたピティナコンペティションの予選。
5年生、C級を受けられた生徒さんが優秀賞を頂き予選通過しました。

毎回のレッスンでお家の方が後ろで私の指摘を楽譜に書き込み、次回までには必ず進歩している、という地道な積み重ね、を経て。

音楽に答えは一つだけではなく、時の運に左右される所も大きく、点数と結果が全てではない、と常々思っています。
それでも基礎的なことを確認し、一つ一つ組み立て、当日は最大限の力を生徒さんなりに出せた、その結果と考えると嬉しいです。

音楽の答えは一つではない、と私が考えるところでは。。複数の先生方に教わる期間があった際、演奏に対しての評価のポイントが余りにも違うことにどう対処すればよいか分からず、、唖然としたことが。。昔ありました。(ある先生が90と付けても他の先生は30点、位の差…。大げさではなく)

それでも自分が「この音楽が好き、何を差し置いても学びたい」と強く思った先生の音楽の根底に流れるものを、自分なりに努力して発展させていく、だけだなと。
その芯は崩さず、教えていきたいと思っています。

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長野予選も、数名の生徒さんが出場します。
自分の弱い部分と、真剣に向き合わざるを得ない機会。
その部分に向き合えるかどうか。

「向上する」ということは簡単な様で、実は難しい、と感じます。
出来ない自分にイライラ、怒ってみてもぶつけ様がなかったり、辛抱強く試行錯誤で色々と試したり、繰り返しも必要だったり。楽ではありません。

当日は、皆様々な葛藤を経て舞台に立つと思います。
堂々と自分の音楽を表現して欲しい、と。

………………

6月28日の教会コンサートも無事終了しました。
「何を伝えるのか」自分のものになり切らず直前まで悩んだ曲が数曲、当日朝まで楽譜にラインを引いては消し引いては消し…
集中する為のまとまった時間が中々取れなかったのが原因ですが。(細切れ時間だと集中が難しく…)

当日は「ああ、これかな。作曲家が言いたかったことは」と、チェロのメロディーを聴きながら、弾きながら感じられた、演奏でした。

曲の事で頭が一杯でMCを全く考えていなかった(笑)ので、気の利いた事を言えず(._.)心残りです。

先ほど、木島平でお世話になったアート部の丸山さやかさんから、今回のコンサートの感想を頂きました。
色々と忙しい中、もう演奏はいい…と、追い込まれたコンサート前は心底思います(笑)
でも、演奏が終わり、一部でも誰かの心に何かが伝わるものがあったと感じられて。作曲家に少しでも近付けた瞬間を思い出すと、また勉強したいと思う、その繰り返しです。

今こうやって書いていて、初心はどこにあったかなと、考えました。
何故今ここに立っているのか 振り返ると、先に来る選択肢で選ぶ方向も変わってくるのかもしれません。
毎日が小さな決断の積み重ねでも、あると感じます。

さやかさんに写真も撮っていただけたので、またup致します。