2012-01-24 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

先日東山魁夷館で、中国の風景を題材とした作品を見て感じたことです。

一枚の絵の中で、小さな小さな船が一隻。遠景がほんの少し上部に。
その他の空間は筆の付けられていない場所なのに、まるで色が塗られたかのように何かを物語っているように思えました。

ありのままの写生や写真から受ける印象が違う、見事なバランスと空間の使い方。

「何もない空間」、音楽でも同じだな、と。
心に残る演奏を聴いた時のような気持ちになりました。