2011-06-27 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

  • 文化と教育

信濃美術館での「倉敷・大原美術館コレクション」展。
コレクションの中の印象派のモネ、ルノワールの色にどこか懐かしさを感じながら、その基調の中で日本の画家の絵も鑑賞しました。

蒐集されている歴代の方々や西洋の画法を伝えた先人方の想いが伝わってくるような。
オルセー美術館へ、昔行った感覚を思い出しながら鑑賞しました。

展示の第一会場と第二会場の間の廊下にあった、大原美術館についての説明文を・・一休みがてら座りながら読み^^感じたことです。

大原美術館の取り組みとして「学校まるごと美術館」という企画、また未就学児対象のプログラムがあるそうです。
文化=人を育てる、という理念に強く惹かれました。

1度、2度訪れても美術館という場所の緊張感に慣れるところまでは中々難しいような気がします。(かえって嬉しくて嬉しくて、はしゃいでしまって怒られた小学校の頃の私の記憶も^^;)

また..未就学児対象プログラムというのには驚きました><
どのような内容なのかな・・と、とても興味が湧きます。
「自分の心で見る、聴く、感じる、考える」という一見簡単そうな心の動きも、きっと継続した長いスパンで培われるものなのでしょうね。

現代は「一直線で、答えを出来るだけ早く出すのが良し」とされることも多いですが、「自分の目で見て自分の思考で回り道しながらも答えを出す」力。
文化という総称を辿って、画家の人生を紐解くときにその意味を考えます。