2010-07-27 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

  • ものがたりのある絵

先日、信濃美術館で開催されている「原田泰治展」に行ってきました。


描かれる対象が、懐かしいと感じる日本の原風景なのかもしれませんが・・

懐かしさは、自然と自分であったり、人と自分との関係であったり、子供の時の目で見えた鮮やかさが蘇ってくるからかもしれません。

小さな子供の時の心理や感じ方は、通り過ぎればフィルターがかかってしまう とても貴重なものかも、と。

何歳までかは忘れてしまいましたが、夏の雲、冬の空の色、取り巻く世界と自分との距離がとても近かったように思います。


高い技術の絵を前に、失礼なことなのかもしれませんが
それでも、親しみを持てて、自分の持つものを思い出させてくれる絵っていいな・・と感じました。

私も、できる範囲ですが、そんな音楽がいつか出来たらいいなと思います。