- いちばんぼし
11月も近づき、長野では日が落ちると寒い季節になってきます。
今日は夜空も冴えわたり、見上げると星が輝いていました。
先日、信濃美術館併設の東山魁夷館での展示「心の鏡」
で見た「夕星」という題の画を思い出しました。
夕闇の湖と向かいの木々、その空にひとつの星が明るく描かれていて、多くの方がその絵の前で立ち止まって見入っていました。
観る人によって、その明るい星の美しさが放つものの捉え方は違うのでしょうが、..暖かくどこかに通じている道のような、意識よりも深い部分に訴えかけられる美しい絵でした。
ドイツでの風景や、教会の一番上から見渡した街が、学生の時から好きだった東山魁夷画伯の絵と重なったことは数多くあります。
今回の展示の中で、長野の戸隠、野沢温泉、蓼科高原・・私も行ったことのある地をスケッチして描かれたものもありました。
私の目では到底見えないものが、ひとつの題材、風景から見えてくる、そういった作品を鑑賞することができて幸せです。
信濃美術館での「日本のわざと美」展(技と美)にも足をはこびました。
また、触れてみたいと思います。