- つくるということ
何かをつくり上げる、(作る、創る・・)ことは、どういった要素で成り立っているのかな、と考えることがあります。
音楽では、何十時間、時には何年(何十年・・)もかけて、ある作品に取り組み、もし演奏であればその時の演奏が「評価」につながってしまう、中々厳しいなと感じます。
絵画も1枚の絵を仕上げるのに、「どれだけの時間(苦労)がかかっているのだろう・・」と、大作の前で感じたこともあります。
現代の社会では、非効率的な考え方なのかもしれないのですが・・
それでも「つくる」ことに自己表現という深いものが関わっているので、多くの方が絵を描いたり、踊りで表現したり、楽器や声で作品を表現したり・・するのでしょうね。
口で言うことはとても簡単なことなのですが、創り出すには「失敗する勇気、そしてつくり上げるまでの先見」が不可欠だと感じます。
完全なものを前提にしたら、何も生まれないし、ピアノでしたら指が演奏途中で止まってしまうかもしれません。
生徒さんが先日合唱コンクールで伴奏をして、賞を頂いたということを聞いて、(難しい曲でしたので心配していたのですが)「失敗を恐れず、弾きとおせたんだ。すごいな」と感じました。
大人目線で考えると、どうしても失敗を無意識に避けようとしてしまうのですが・・
子供さんの、「つくり上げる力」を私自身が見落とさず、後押ししつつ、その子らしい個性が伸びるように・・常に考えていきたい事です。