Blog/2010-04-27

2010-04-27

  • 待つ

ドイツの学校の練習室では「2時間ピアノ待ちして、ようやく1時間弾ける・・」という感じで、ピアノに触るまで数時間を要することがよくありました。

その中でも、皆淡々と怒らずに、いらいらせずに待っているのですね。

急げ急げで人生を歩んできた私にとって、ピアノ待ちも良い経験だったなあ、と思うのです。

電車のチケットを買うのにも長蛇の列。
30分くらい並んだ末に、その窓口を「目の前で」閉められてしまったこともあります^^;(係の人が丁度休み時間に入る時だったのでしょうね)

電車の時刻も、「運転は安全が一番」なので時間に遅れることがよくあり、接続に泣くことが多く・・

徒労と結果の出ない時間に苛々したことも多かったのですが、そのうち慣れて「こんなものかな」と悠々待っている自分に気づいたこともありました。

効率や速さの陰に、「待つ」という静かな空間があるのかもしれないな、と感じることがあります。