2010-02-20 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

  • 薄紙

先日、興味深いお話を聞きました。

ピアノでも、勉強でもスポーツでも、日々の小さな積み重ねは大切^^ですね。

薄紙一枚一枚を毎日重ねていけば、100枚になったとき、1000枚になったときに・・当たり前のことですが大きな山ができます。

今回聞いたお話から、 日常的な問題や、何かの事件の裏側も、薄い薄い取るに足らない厚さのものが徐々に積み上げられていくもの。
その結果として見える形での問題が起こり、浮き上がってくる・・のだそうです。

小さな小さな見えにくいことを、自分の感性や感情を研ぎ澄ませて把握していくことは大切なのだな、とお話を聞いていて思いました。

目標を志した良い意味の薄紙、それとは反対の意味での日常的に自然に積み上げられていく負の感情の薄紙にしても、自分を「理解」をすることが一番大切かもしれません。

見えないほどの小さな段差も重なれば厚みが出てくる、という当たり前のことに、実際の事例を踏まえながらのお話から改めて気付かされたことかと思います。

「小さな積み重ね」の意味が本当に理解できれば、先を見通す力になるのかもしれません。

私もいつかその域に達したいな、と思いつつ。

志を持って続けていく音楽でも、1回1回の生徒さんとのレッスンが実のあるものになっていくように、これからも大切にしていきたいと改めて感じました。