- 発表会で・・
発表会で、声楽の曲を伴奏致します。
2曲ともイタリア語・・なので、簡単に解説を書かせていただきたいと思います。
- マスカーニの歌曲、la luna 「月」の一節 です。
黒髪の娘よ、
どうして月があんなに青白いのが分かりますか。
月は、花のように美しい娘の
心なのです
~
4分の5拍子からはじまって、3拍子、2拍子・・と変わっていきます。
月、花、青白い色、愛、悲しみ、という言葉が使われていて、柔らかな叙情的な表現が特徴の曲です。
- もう一曲は、オペラの中のアリアです。
イタリアの現実主義ともいわれる、情熱的で人間の嫉妬や怒りなどもそのままに表現された..レオンカヴァッロ の「道化師」というオペラの中の曲です。
鳥の歌、は登場人物の「ネッダ」という女性の自由になりたいという気持ちを表した曲・・だそうです。
訳の一節です。
大空で小鳥たちは
自由にさえずり、矢のように飛び交う。
雲にも、焼きつく太陽にも挑戦して
大空に向かって 突き進んでいく
~ ~
おそらく夢に描いた見知らぬ国を 探しに行くのだ
でも無駄なこと
空のジプシーたちは 、彼を導く不思議な力にしたがって
飛んでゆく! 飛んでゆく!
ピアノの独奏曲、の簡単な説明もまたさせて頂きたいな^^と思います。
発表会で弾かれる生徒さんも、もう一度曲のイメージを思い描くと良いかもしれません☆
こんなイメージを表現しよう!ということがあるかないかでは、演奏後の充実感が違います^^
そして、ステージに上がる前は集中しながらも、楽しいこと!を想像しながら、リラックスして演奏できると良いですね^^