賢さ – blog – Junko Takei , Klavierstunde

一度につき大量の曲を、ある程度の時間で仕上げてきてしまう生徒さん。

小さな頃は「微に入り細に入り」、という指導はしていませんでしたが、小学校3年4年と進むと、一度に多くの情報を理解して、細かなところまで気をつけて弾いてくれるようになっています。

「沢山練習しましたね〜」と。そういった生徒さんのお母様にお聞きすると、あまり練習していないそうで(´-`).。oOうーん。(謎)
でも、本当に。外遊びも大好きな子なのと、他の習い事もとても忙しく、ピアノにかじりついている訳でもなさそうなのです。

「練習を沢山」の内容が、どの位か、ということもありますが。
(平日は、2〜3時間は弾いていない、ということかな。)
なので、ある程度は、練習していると思いますが。

それにしても、生徒さんの「理解」と「定着」の方法に無駄がないな、、と見ていて感じる時間の使いかたです。
「賢いな。」という言葉が、二言目に出てくる生徒さんです。

子供目線を大切しながら、引っ張りあげる位置は大人の高い視点から。
お家で、お母様の適切なお声掛けが出来てるのだろうなあと。

「子供が、自力で素早く学べる賢さ」
全体を見渡して落とし込む力。
大人が介入し過ぎても、しなさ過ぎても付かないもの。
ああ難しい、と思いますが。

ピアノを通して全ての分野に応用できるような視点を育てられたら、これ以上ものはありません。

「賢さ」の(私の考えではありますが)定義を考えた時に。
私が喋りすぎていないかな、と反省。
数日、自分に問いながら生活してみようと思います。