お正月明けから、ショパンコンクール インアジア全国大会、アジア大会。数日に渡って沢山の演奏を聴いてきました。
いくつかの主要なコンクール全国上位で、良くお名前を見かける有名な方々の素晴らしい演奏も、間近で聴けた貴重な機会でした。
数日、同じホールの同じピアノを客席で聴いていると、「ピアノは生き物だ」(by お世話になっている調律師さん・・談)ということがよくわかりました。
変化の程度は、楽器の持つ性格や、ホールの状態にもよるのでしょうが。。
「状況の変化に対応して、上手にピアノを鳴らす」という技術に長けている子供さんが多く、本当に勉強になりました。
小学校5年生の生徒さんは、惜しくもアジア大会へは行けませんでしたが、コンクール次の日から普段通り朝から淡々と音階アルペジオ、ツェルニー、バッハと練習していたらしく。
大人より、大人だな。。と感じます。
小学校3・4年の部では、全国大会銀賞、アジア大会で奨励賞を頂きました。
私も初めての雰囲気で、圧倒されそうになりました。
(予選の時も、そうでしたが)
たった数分で全てを出し切るということ。最初の数小節、最初の一音で、ある程度の評価は決まると考えられます。
ステージ上の緊張の中では難しいことですが。。自分の出す音に対しての鋭く細やかな感性を、育てていかなければと感じました。