- 須賀川のピアノ
13日に須賀川で、ブリュートナー・ピアノを弾かせて頂きます。
当時須賀川の区民で出し合ってのブリュートナー購入金額623円を、現在の貨幣価値で換算すると、6230万円になるそうです。
600万と思っていました。。桁が違います。。
先日、ピアノが置いてある北小学校に伺った際に、体育館の鍵を開けてくださったおばあちゃん、「私が子供の時にあったピアノだよ。まだ車もこの辺りに一台も走っていなかった時代」、とおっしゃっていました。
弾いてみると「ピアノの箱」が鳴っている、響いている、と感じます。
作られてから100年以上の年月を経て、楽器が遠くまで美しく響く弦楽器を思い起こすような楽器です。
競争で勝ち残っても、次から次へと新製品が出てくるのは、ものも人も同じ、という時代。1年前の出来事が風化してしまうことも。
「軸」、今書きながら連想した言葉です。
見えない大切なものを思い出させてくれる、形あるもの、と感じます。