2009-12-08 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

  • 舞台

パネルシアターを観る機会がありました。

小さな子供さんが、視覚的なものや音楽と同時にストーリー性を持ったものを理解できる・・というのは素晴らしいですね^^


子供さんに見せる・・のは準備などにとても時間がかかるのだろうな..(テンポがはやく内容が本当によく練られていて・・)と感じながら、楽しく観させていただきました。



ストーリー性のあるもの・・で、思い出したのですが、

ドイツで、オペラの「ヘンゼルとグレーテル」や「魔笛」などは、子供さんがたくさん来ていました。

オペラの次の日、「いやー、昨日は前も横も後ろも子供ばかりだったよ・・」(勿論、保護者の方が一緒ですが・・)などという声も聞いたことがあります^^;

小学生低学年ほどの子供さんが、オペラを観にいくためのきちんとした服装で歩いているのは、とても可愛らしく、またオペラの最中もマナーが良いのによく感心していました。

あのマナーの良さは、本当に不思議です・・

ヘンゼルとグレーテルの「お菓子の家」が舞台上にあったら、幻想的で夢の中に吸い込まれます・・

モーツァルトの「魔笛」も、演出の雰囲気が斬新過ぎず、また堅苦しくなく「きっと小さな子供さんの心に羽がついて飛んでいくような、そんな想像力を与えてくれるようなものなのだなあ・・」と思いつつ観ていました。



劇場によっては、日曜の午後に「子供のためのオペラ」という題目で小さなホールで1時間半ほどの催しが時々ありました。

芸術的な内容はそのままに、子供が興味を持って見入って、笑って、という舞台を作っている方々はさすがだなあ、と思うのと同時に、こうやって自然に吸収していく環境があることに羨ましさも感じました。

いつか、子供さんのために何か伝えられる、小さくても音楽の舞台として何かできたら素敵だな..と、思った日でした。