2009-08-27 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

  • デイヴィッド・ヘルフゴット

映画「シャイン」の主人公のモデルになったピアニストです。

音楽がお好きな方は、この映画も観られたことがあるかもしれません。

もう何年も前の事になるのですが、彼のコンサートにドイツ在中行くことが出来ました。

プログラムは ラフマニノフの前奏曲、リストのソナタ、など。

3,4歳ほどの子供を思わせるような、ステージでの振舞いに最初は観客も戸惑っていましたが、「彼の音楽」に対しての敬意や感動が客席全体の空気から読み取れるような、コンサートでした。

音楽であるのに時間がどこかで止まってしまったような、純粋に喜びや悲しみが一音一音に直接的に表現される演奏は、他のコンサートで感じるものとは全く違う、私にとっては不思議な感覚だったことを覚えています。