会員ページ/2009-12-09

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  • 緊張と弛緩

人間の呼吸は、「吸う」そして「吐く」という対があって初めて成り立ちます。

自然界のリズムは、こういった対またはサイクルの概念が当てはまることが多いと思います。



西洋音楽に関して、簡単に分析する時 役立つのが「緊張と弛緩」
という考え方です。

人間24時間緊張していると身が持たなくなってくるのと同じで・・音楽も基本的には自然なバランスで出来ています。



これは和音の動きに関して、特にわかりやすく説明できます。

響きが濁っていたり、緊張感を伴う響きというものがありますが、その緊張を伴う和音の後には必ず「ほっ^^~」とするような響きの和音がきます。

濁っていると感じるような危機感をあおる!?和音・・・が実はポイントで、そこで何らかの表現をするとフレーズがよくまとまります。

そういった和音は、「悲しみ」であったり「怒り」であったり・・またはそこまで劇的でなくても、「なんだか心地悪い響き」であったり・・。

その後に安心感のある和音が来ると、聞いている人も落ち着くのですね^^

「緊張と弛緩」という概念は、和声(和音の動き)に限らず、曲の構成を考える時も使える考え方です。

またレッスンの折に触れていきたいと思います^^

ご参考になさってください。