何十年と弾き続けてきた曲も、レッスン中に新たな発見があります。
今日はバッハのシンフォニア。
構成の説明をしようと思って、生徒さんと一緒にモチーフを見つけて括っていったら、「うわっ、モチーフここにも隠れてた。これ、ちょっと多すぎない?」
と生徒と顔を見合わせるという事態に(笑)
今まで「典型的な弦楽器のメロディーパターン」と決めつけて、ただただ美しく弾こうとしていた箇所に「若干変形してるけど、立派なモチーフ」が沢山隠されていました。(それまで全く認識がなかった)
その隠されたモチーフを、生徒さんがただクリアに弾いただけで説得力があり、何もせずとも「意味」が浮かび上がってきました。
数百年生き続けている芸術作品は、やはり偉大です。
