- 形式と暗譜
先日、ABAの形式に関して書きました。
自分で形式を把握すること、頭で再現出来ることは暗譜するのに役立ちます。
形式が空で言えない状態で暗譜で弾くことは、地図がない状態で車を走らせているようなものになってしまいます。
暗譜で怖いことは、途中で止まることではなく、「止まった時に途中から再度弾きだせないこと」です^^
途中から弾けないと、一番最初から又弾かなければなりませんよね・・
例えばABCBAという曲があったとしたら、どの箇所からでも弾き始められるように暗譜の練習をする、ということです。
部分部分の始まりの音を記憶する練習をする、AとBのつながりの練習をする、など、バリエーションも考えられますよね。
レッスンで暗譜は強制していませんが、弾けるようになってレッスンまでに余裕がありましたら、暗譜の練習をしてみてください。
(最終的に楽譜を見て弾く曲でも、構成、表現のポイントなどを理解するために、部分を覚えることは有効です。)
全体を覚えようとする時は、曲のどの部分からでも出れるように練習して下さいね^^
時々、「覚えたら楽譜を手放してしまう」ことも起こりがちですが、平行して楽譜の内容をよく吟味して弾くことも、同時に大切にしてください。