センス – blog – Junko Takei , Klavierstunde

美術部に入っている中学生の生徒さんが、自身で描いた素敵なデッサンをプレゼントしてくれました。

画像の説明

レモンのデッサン。(載せても大丈夫と言って頂けたので(^^))

私も、中学の頃、こんな風に描きたかった。。覚えが。
(もちろん、描けなかった。。)

写真にしてしまうと、何分の一か細かなところが失われてしまいます。実際描かれているものはもっと立体感があります(^^)

絵を頂いた生徒さん、レッスンで聴いていて「センスがあるなあ」と思う生徒さんです。

曲を理解して作品としてまとめることは、自分の道をつくること。
生徒さんの作りたい原型が出来る前に
「あっちへ行って、こっちに来て」と、横槍を入れると混乱すると思うので(笑)
生徒さんが「自分の道」作って形にするまでは、あまり細かな口出しをしないように気をつけています。(私が大切と思う原理原則は、最初の段階でも伝えますが。。)

その、まずは自力で生徒さんの力で作ったところが、この生徒さんは「センスがあるな。。」と感じるのです。
「私だったらそう弾かないけど(弾けないけど)、その表現はとても素敵だね」
というようなところがたくさんあります。

私に出来ることは、「こうやった方が楽に弾けるかも」「歴史的に考えたら、この方が良いかも」「その表現も良いけど、こういう方法もあるよ」
「ステージで思うように弾くには、こんな準備の仕方もあるよ」

等々。。の、アドバイス。
「私の考え」を押し付けても上手くは行かないかなと思っています。

私に出来ないことが、たくさん出来る生徒さん方(小さな子でも、私より数十倍優れているところが、それぞれあります(^^))

その良さを見つけて、ピアノにも生かせるように伸ばせたら良いなと思います。

素敵な絵を頂いて驚きもしましたが。
音にも表れる、生徒さんの素敵な一面を知ることが出来て嬉しかった、出来事でした。