ピティナ予選記録4 – blog – Junko Takei , Klavierstunde

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今年はお母様が、休日がないほどお忙しく、、長野一会場のみのエントリー。
丁度日程の空いた、他県遠方でのステップに参加、辛口で細かな講評(有り難いです)を消化してコンペに臨みました。

そして、優秀賞をいただいた生徒さん。

お家では。。上手く弾けないと、泣いて頑張っているそうですが。。
レッスンでは、いつもニコニコ、そしてのんびり(^^)。
苦労の後の、その素ぶりもみせません。

フォーレの課題、正に大人の感情を表現する難しい曲を、よく頑張ってくれました。偉かった。

「望んでも望んでも、手を伸ばしても得られないもの。そして、その悲しみ。。」
うーん、子供には難しいだろうなあ。
そんな感情を今から持っていても、どうなのかなあ、若干10〜11歳で。

などと思いましたが。ニュアンス含め、かなり良いところまで理解して表現できました(^^)

この生徒さんの強みは「素直で、人と全く競争しない性格」でしょうか。
(この反対の性格(気が強い)も、強みになる訳で。)

何が良いということではなく、その素直さと探求を音楽のみに向かわせられるということが、良い演奏に結びついているように感じます。

「頑張るぞ」という気持ちに緊張がないことも、強みですね(^^)

他の生徒さんにも、「人に心から拍手を送れる子、人から学べる子に育ってほしいな」と思っています。(これが結構至難の技。特に芸術分野。。)

本選に向けて最大限の努力をして、自分のベストを尽くしてほしいです。

そして本選の他の方の演奏からも沢山学べると良いですね。